過去の喫煙歴とチャンピックス

ヤメられてなかったら試していたかもしれません

肺気胸という病気を患っておきながら喫煙歴も数年。
今思うと、本当にこの事に関しては後悔している自分がいます。
大学生当時は、どうしてもヤメられずに繰り返し喫煙をしていました。

依存という心の病のせいにすれば、聞こえも良くなるかもしれないけど、
やはり自分の気持ちの甘さ、物事に対する捉え方がそうさせていたのかもしれません。

この記事を書いている段階では、最後にタバコを吸ってから8年程度の月日が過ぎていて、今では、タバコの煙を少しでも吸うと嫌悪感を覚えるほど、タバコとの距離が有る生活を送られています。

でも、当時は、数年の間に何度もタバコを卒業すると宣言しておきながら、それが出来ずに繰り返し喫煙していた失敗が有りました。それを乗り越え、今は、嫌煙家としてタバコを吸うことなく、触れることすらなく生活しています。

そうなれなかったら、この薬を使用していたかもしれません・・・。

という事でページタイトルで触れているように、禁煙補助薬チャンピックスの話題に入りたいと思いますが、この薬はタバコへの依存を自覚していても自分の意思でヤメられない人が使うものなので、ある意味、タバコの依存に立ち向かったが自分ひとりではどうしようも出来なかった人にとっての最後の頼み。

また、今では、当たり前のように病院に禁煙外来が有り、1年に1度は保険適用でチャンピックスを試す事が出来るそうです。しかし、その一度で失敗したら次からは保険適用が外されます。

そもそも病院で用いられる程、効き目が有る理由は何なのか。

チャンピックスが禁煙に向かわせるメカニズムを簡単に言うと、脳内にあるニコチン受容体にチャンピックスの成分が先回りして結合する事で、ニコチンに対する欲求を意図的に解消し喫煙欲求も防ぐというものです。

ニコチン依存状態にあると意識していなくても脳内のニコチンが減り始めると、「タバコが吸いたい」と思ったり、気持ち良く喫煙している自分がイメージされて喫煙欲求を満たそうと行動を起こしますが、チャンピックスの成分が先回りしているお陰で、こうした欲求が自ずと抑えられるようです。

その効き目は、この薬の特徴にも現れています。
「最初の一週間は、タバコを吸っていても構いません」という、これから、禁煙しようとしている人に対して、タバコを吸う事を認めているのです。

これには、薬としてのきちんとした作用機序があるが故に実現できる事ですが、それだけ、ニコチン依存によるタバコへの欲求を防ぐ働きに優れているという事の証明でもあります。

また、同じく、実際にチャンピックスを試された方の体験談を聞くと、「タバコを吸いたくなるけど、吸うとマズい」という感想が多く有ります。

まさに、チャンピックス(ファイザー)の思惑通りになっているという事でしょうか。

本来、タバコという煙は、非喫煙者からすれば不味い、苦い、臭いと感じるものですが、ニコチン依存に陥っていると、ニコチンを吸収する事で生み出される少量のドーパミンのお陰で、心地よいやオイシイと感じると言います。

しかし、チャンピックスを服用すると、タバコがオイシイという感覚がニコチンによって生み出された偽りであると身をもって感じる事ができ、次第に、タバコに対する嫌悪感が強くなるのかもしれません。

ただし、タバコがマズいと感じて距離を置こうと思う喫煙者にとっては効果が期待されますが、味は分からないけど暇だと吸ってしまうような状況が依存を作り出している人には、どこまで効き目があるのか疑問に思う部分も有ります。

いずれにしても、こうした薬に頼る事なく禁煙できる事が何よりであり、自己の意思で禁煙に成功した経験は、タバコ以外の依存に対しても応用できる事があるような気がしなくも有りません。

人より肺の組織が弱い気胸持ちにとっては、本来は、有ってはならない喫煙経験ですが、中には、気胸を何度経験しても喫煙がヤメられないという人も居るようなので、今後の健康の為にも、チャンピックスの活用などを検討してみる事も大切ではないでしょうか。